韓国の糸リフト 完全ガイド ― 海外からお越しの方のための種類・ダウンタイム・日程
最終更新 2026-10-28
目次
こんな方に向いています/慎重になるべき方
- フェイスラインが崩れてきた、頬の肉が下がり始めた30〜50代の方
- たるみが原因でほうれい線・マリオネットラインが深く見える方
- 手術(フェイスリフト)は負担が大きいが、切らずに輪郭を整えたい方
- 滞在日数が3〜5日ほどと短い方
糸リフトとは? ― 溶ける糸で引き上げ、コラーゲンで引き締める
糸リフトは、通常の注射針より少し太いカニューレや針を使って皮膚の下に医療用の糸を入れ、たるんだ組織を上に引き上げる施術です。切開はせず小さな針穴から行い、通常は局所麻酔で行います。突起のある糸が組織を引っかけて持ち上げるため輪郭がすぐに整い(即時効果)、糸がゆっくり溶ける間に周囲でコラーゲンが作られて肌が引き締まります(コラーゲン効果)。
糸の素材 ― すべて溶ける糸
| 素材 | 特徴 | 溶ける時期(目安) |
|---|---|---|
| PDO(ポリジオキサノン) | 最も広く使われる素材。比較的硬く、引き上げる力が強い | 約6か月前後 |
| PCL(ポリカプロラクトン) | 柔らかくしなやかで、異物感が少なめ | 約1〜2年 |
| PLLA(ポリL乳酸) | コラーゲン生成を促す成分として知られる素材 | 約1〜2年 |
糸の形 ― コグ糸 vs モノ糸
| コグ糸(突起のある糸) | モノ糸(突起のない糸) | |
|---|---|---|
| 形状 | 糸の表面に小さな突起(トゲ)がある | 突起のないなめらかな糸 |
| 向いているケース | フェイスライン・頬・ほうれい線のたるみ | 小じわ、ハリの低下、二重あごまわりの補強 |
部位ごとに何が変わるか
| 部位 | 期待できる変化 | 注意点 |
|---|---|---|
| フェイスライン(Vライン) | あご下に垂れた肉を整え、輪郭がくっきりする | 脂肪が多い場合は、脂肪を減らす施術との併用が合うことも |
| 頬・頬骨の下 | 頬の肉を引き上げ、中顔面が若々しく見える | 口まわりは動きが多く、つれ感を強く感じやすい |
| ほうれい線 | ほうれい線の上のたるみを引き上げ、シワを浅くする | シワそのものの凹みにはヒアルロン酸のほうが合うことが多い |
| 額・眉 | 下がった眉尻をわずかに上げ、目元をすっきり見せる | 持ち上がる幅は手術より小さい |
| 鼻 | 鼻筋・鼻先を立ててくっきりと | 持続は短めで、わし鼻・曲がり鼻は改善できない |
フェイスラインと頬を一緒に行うケースが最も多く、たるみの方向や脂肪の量によって、糸を入れる位置と本数は人それぞれです。
効果はいつ見えて、どのくらい続く?
施術直後から輪郭が持ち上がっているのがわかり(あえて少し強めに引き上げるため、最初は少し不自然に感じることも)、腫れが引く1〜2週間後に自然になります。1〜3か月かけてコラーゲン効果が加わり、糸が溶けるにつれて効果は徐々に弱まります。
持続期間は糸の素材・本数、たるみの程度、年齢、皮膚の厚みによって大きく変わり、通常は6か月〜1年前後です。溶けるまでの期間が長い素材では、それより長く感じる方もいます。「効果が永久」「数年間保証」などと断言する説明には注意してください。理想の輪郭を保つには、状態を見ながら一定の間隔で再施術する方が多くいらっしゃいます。
ウルセラ・サーマジ・ヒアルロン酸と何が違う?
| 糸リフト | ウルセラ | サーマジ | ヒアルロン酸 | |
|---|---|---|---|---|
| 方式 | 糸で組織を物理的に引き上げる | 超音波の熱で筋膜層を引き締める | 高周波の熱で肌を引き締める | 凹んだ部分にボリュームを足す |
| 即時の変化 | 大きい | 小さい(徐々に) | 小さい(徐々に) | 大きい |
| ダウンタイム | 腫れ・つれ感が数日〜2週間 | ほとんど当日から | ほとんど当日から | 腫れ2〜3日 |
| 向いているお悩み | フェイスライン・頬のたるみ | 初期のたるみ・二重あご | 肌のハリ・小じわ | 凹んだほうれい線・頬・こめかみ |
互いに代わりになるものではなく、役割が異なります。「たるんだものを引き上げる」のは糸、「引き締めてハリを出す」のは機器、「凹んだ部分を満たす」のはヒアルロン酸です。そのため、糸リフトとウルセラ・サーマジ、ヒアルロン酸を組み合わせて計画するケースも多くあります。
施術当日の流れ
- 1カウンセリング ― 医師が座った状態でたるみを確認し、糸の種類・本数・入れる方向を決めます。マネージャーが通訳し、ご希望の仕上がり(自然に/はっきりと)をお伝えします。
- 2糸の確認と写真撮影 ― 使用する糸のパッケージと本数を確認し、施術前の写真を撮影します。
- 3麻酔 ― 麻酔クリームを塗ったあと、針を入れる部分に局所麻酔を行います。クリニックによっては睡眠麻酔を併用することもあります。
- 4糸の挿入 ― 通常30分〜1時間。針が入る感覚と、引っ張られる圧迫感があります。
- 5仕上げ・お帰り ― 左右の対称性を確認し、冷却します。睡眠麻酔をした場合は、回復後にマネージャーとホテルへ戻ります。
ダウンタイムの経過 ― 日ごとの目安
- 当日腫れと突っ張り感、針の跡に小さなアザや点のような跡が出ます。笑ったり口を開けたりするとつれ感が強く出ます。
- 1〜3日目腫れ・つれ感がピークの時期。顔が少しこわばり、表情が不自然に感じられることがあります。マスクをすれば外出できる場合が多いです。
- 4〜7日目大きな腫れが引き、アザはメイクで隠せる程度まで薄くなります。肌表面の小さな凹凸も、多くはこの時期に和らぎます。
- 2週間ほとんどの方は自然な状態になります。口を大きく開けたときのつれ感もかなり軽くなります。
- 1か月以降糸が定着し、コラーゲン効果が加わる時期。この時点で結果を確認し、必要であれば追加調整を相談します。
滞在スケジュール例(4泊5日)
- 1日目到着 → 対面カウンセリング、糸の種類・本数を決定
- 2日目午前に糸リフト → ホテルで安静、冷却(クリニックに近い宿泊先がおすすめ)
- 3日目マスクをして軽く外出、カフェ、ショッピングができる程度。長時間の歩行やサウナは避けます。
- 4日目クリニックで経過確認(左右差・アザ・つれ感のチェック)、必要であれば簡単な調整
- 5日目帰国
施術翌日に飛行機に乗ったり、都市間を移動したりすることもほとんどの場合可能ですが、腫れとつれ感が最も強い日なので快適とは言えません。できれば施術後2〜3日は韓国に滞在し、経過を一度確認してから帰国するスケジュールをおすすめします。
副作用と対処 ― 正常な反応と、ご連絡いただく症状
正常に起こりうる症状
- 腫れ・アザ・突っ張り感(通常1〜2週間)
- 笑ったり口を開けたりしたときのつれ感(通常1〜2週間、長い場合は数週間)
- 針の跡のまわりの小さな凹凸、えくぼのような凹み(多くは数日〜2週間で改善)
- 触ると糸を感じる、一時的な感覚の鈍さ
クリニックに伝えるべき場合
| 症状 | 主な原因 | 一般的な対処 |
|---|---|---|
| 2週間経っても残る凹み・えくぼ状のへこみ | 糸が皮膚を過度に引っ張っている、または浅く掛かっている | クリニックでマッサージ・調整、必要に応じて糸の一部を除去 |
| 糸が透けて見える、または皮膚の外に飛び出す(突出) | 糸の先端が浅い層にある | 該当の糸をカットまたは除去 ― 自分で引き抜かないこと |
| 左右の非対称がはっきりしている | 糸の本数・位置の違い、片側の腫れ | 腫れが引いてから評価し、追加調整 |
| だんだん強くなる痛み・赤み・熱感・膿 | 感染 | すぐに受診、抗生物質による治療、必要に応じて糸を除去 |
施術前後のケアと、使用する糸の確認
施術前
- 1週間前から、アスピリン・オメガ3・ビタミンEなど血液をサラサラにする可能性のある薬やサプリメントは、医師と相談のうえ調整
- 施術前日の飲酒は避ける(アザがひどくなることがあります)
- 最近受けたヒアルロン酸・ボトックス・機器施術の履歴を伝える
施術後
- 2〜3日は冷却し、1〜2週間は仰向けで寝て、うつ伏せや横向きで顔が圧迫されないようにする
- 2〜4週間は口を大きく開けること・硬くて噛みごたえのある食べ物・大げさな表情を避ける
- 1〜2週間はサウナ・チムジルバン・飲酒・激しい運動を避ける
- 1〜2か月は顔のマッサージ・リンパ(経絡)マッサージ・強くこすることを禁止
- 洗顔・メイクは通常翌日から可能ですが、針の跡はやさしく
- 処方された薬は最後まで服用する
使用する糸を確認する
- 施術前に糸のパッケージを目の前で開封してもらい、製品名・素材(PDO・PCL・PLLAなど)・太さを確認
- カウンセリングで決めた本数と実際に使用した本数が同じか確認 ― 使用済みの空パッケージを見せてもらうこともできます
- 施術記録(糸の種類・本数・部位)を受け取っておく ― 次回の施術や帰国後の受診時に役立ちます
カウンセリングで必ず聞きたい質問
海外からお越しの場合、相談できる機会は多くありません。以下の質問をメモしてお持ちいただければ、マネージャーが通訳いたします。
- 私の顔には糸リフトが合っていますか?それとも機器・ヒアルロン酸・手術のほうが合いますか?
- どの素材・形の糸を、どこに、何本入れますか?
- カウンセリングしてくださった院長が直接施術しますか?
- 麻酔は局所麻酔ですか?睡眠麻酔も可能ですか?
- 私の場合、腫れ・つれ感の期間と持続期間はどのくらいを見ればよいですか?
- 施術翌日の移動やフライトは可能ですか?経過確認は何日目に行いますか?
- ウルセラ・サーマジやヒアルロン酸を併用する場合、順番と間隔はどうなりますか?
- 凹み・糸の突出・左右差が出た場合、どのように調整してもらえますか?
- 帰国後に問題が起きた場合、どのように連絡して確認してもらえますか?
クリニックを選ぶ基準
- 医師が直接カウンセリングを行い、カウンセリングした医師が施術するか
- 顔の解剖構造(神経・血管・脂肪層)を説明しながら、糸の方向と位置を具体的に計画しているか
- 糸リフトだけを勧めず、たるみの程度に応じて機器・ヒアルロン酸・手術など他の選択肢も説明してくれるか
- 使用する糸の種類・本数を事前に伝え、パッケージを見せてくれるか
- 凹みや突出などが起きた場合の調整方法を事前に案内しているか
- 外国語での対応と、帰国後の写真による経過確認ができるか
KBEAUは江南・狎鴎亭の提携クリニックをご紹介します。正面・側面のお写真をお送りいただければ、糸リフトが合っているか、機器リフトやヒアルロン酸のほうがよいか、まず医師の意見をお伝えし、カウンセリングから施術・経過確認まで専任マネージャーが同行・通訳します。クリニックに近い宿泊先や空港送迎車の手配もお手伝いします。
この施術を受けられる提携クリニック
よくある質問
糸リフトのあと、韓国に何日いる必要がありますか?
施術翌日に飛行機に乗っても大丈夫ですか?
糸リフトの効果はどのくらい続きますか?
痛いですか?
えくぼのような凹みができました。
糸が触れる、または飛び出しているようです。
口はいつから大きく開けてもいいですか?歯科治療は?
ウルセラやサーマジと一緒に受けてもいいですか?
糸リフトとヒアルロン酸はどう違いますか?
溶ける糸なら、体に残りませんか?
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このページは一般的な情報の提供を目的としており、医学的な診断や処方に代わるものではありません。施術の効果やダウンタイムには個人差があり、施術を受けるかどうかや方法は、必ず医師の診察後に決定されます。