ボトックス(ボツリヌストキシン)完全ガイド
最終更新 2026-10-28
目次
こんな方に向いています / 向いていません
ボトックスは、筋肉を一時的に休ませることで、しわを伸ばしたり筋肉のボリュームを減らしたりする注射の施術です。施術時間が短く、ダウンタイムもほとんどないため、短い旅行の合間にも受けやすい施術です。
- 笑ったり眉をひそめたりしたときにできる、額・眉間・目尻のしわが気になる方
- あごの筋肉が発達して、顔の下半分が角ばって見える方
- 肩の上の僧帽筋が盛り上がり、首が短く見える方
- 毛穴・皮脂・小じわなど、肌のキメもあわせて整えたい方
- わきや手のひらの汗が多く、日常生活に支障がある方
ボトックス(ボツリヌストキシン)とは?
「ボトックス」はもともと一つの会社の製品名ですが、韓国ではボツリヌストキシン注射全般を指す言葉として広く使われています。正式名称はボツリヌストキシン(ボツリヌス毒素A型)です。
トキシンは、神経が筋肉に「動け」という信号を送るのを一時的にブロックします。そのため表情じわが伸び、よく使っていた筋肉は休むことで少しずつボリュームが小さくなります。効果は時間とともに自然に薄れ、元の状態に戻ります。
部位別の目的と効果の持続期間
同じボトックスでも、部位によって目的や効果が現れるまでの早さが異なります。
| 部位 | 目的 | 効果が見え始める時期 | 持続期間(一般的な目安) |
|---|---|---|---|
| 額・眉間・目尻 | 表情じわの緩和 | 2〜3日目から、約2週間後に最もはっきり | 3〜4か月前後 |
| エラ(あごの筋肉) | あごの筋肉のボリュームを減らし、すっきりとしたフェイスラインに | 2〜4週間後から徐々に、6〜8週間後にはっきり | 4〜6か月前後 |
| 僧帽筋 | 肩のラインを整え、首をすらりと長く見せる | 4週間前後から徐々に | 4〜6か月前後 |
| スキンボトックス | 毛穴・皮脂・小じわ・肌のキメ | 1〜2週間 | 2〜3か月前後 |
| 多汗症(わきなど) | 汗の分泌を抑える | 数日〜2週間 | 4〜6か月以上 |
| あご先・口角・歯茎 | あご先のしわ、下がった口角、笑ったときの歯茎の見え方 | 1〜2週間 | 3〜4か月前後 |
筋肉のボリュームを減らす施術(エラ・僧帽筋)は、2〜3回繰り返すと持続期間が長くなることが多いです。ただし、骨格自体が広い場合は、ボトックスで変えられる幅は大きくありません。
トキシンの種類 ― 韓国製と輸入製剤
韓国では、複数のメーカーのトキシンが食品医薬品安全処の承認を受けて使われています。大きく分けて、韓国製の製品と輸入製品があります。
- 韓国製トキシン:韓国の製薬会社が製造する製品が複数あり、一部は海外でも承認を受けて使われています。韓国のクリニックで最もよく使われています。
- 輸入トキシン:アメリカ・ドイツなど海外の製薬会社の製品です。ご自身の国で使っていた製品を引き続き使いたい方によく選ばれています。
- 複合タンパク質を取り除いた「精製タイプ」のトキシンもあります。耐性が心配な方がカウンセリングでよく質問される種類です。
承認を受けた製品であれば、どれが優れているとは言い切れません。製品ごとに単位(ユニット)の基準が異なるため、数字をそのまま比較することもできません。大切なのは、「どの製品を、どの部位に、何ユニット」使うかを事前に確認することです。
耐性(効きにくくなること)はありますか?
ボトックスを繰り返し受けると、まれに体がトキシンに対する抗体をつくり、効果が弱まることがあります。美容目的の一般的な用量では多くありませんが、次のような習慣はリスクを高めるといわれています。
- 効果が残っているのに、短い間隔(3か月未満)で再度受けること
- 一度に多くの量を、複数の部位に受けること
- 効果が落ちたからといって、2週間以内に追加注射を繰り返すこと
効果が完全に切れてから次の施術を受け、これまでに使った製品と日付を記録しておくとよいでしょう。耐性が心配な場合は、精製タイプのトキシンについてご相談いただけます。
正規品・正規用量の確認方法
ボトックスは目に見える結果が2週間後に現れるため、施術当日の確認が重要です。KBEAUのパートナークリニックでは、以下の確認をお願いすることができます。
- 施術前に、使用する製品名と部位ごとの用量(ユニット)を、口頭または書面で確認します。
- 目の前で新しいバイアル(薬瓶)を開封するか、製品の箱とバイアルのラベル(製品名・用量・有効期限)を見せてもらうよう依頼します。
- 希釈してシリンジに入れる過程を見たい場合は、事前にお伝えください。
- 施術後に、使用した空のバイアルやラベルを見せてもらうよう依頼できます。写真に残しておくと、帰国後のケアにも役立ちます。
- 診療費の領収書・明細に製品名が記載されているかを確認します。
施術当日の流れ
- 1カウンセリング(約15〜20分)表情を作りながら筋肉の動きを確認し、部位・製品・用量を決めます。マネージャーが通訳します。
- 2正規品の確認・写真撮影製品の開封を確認し、比較のために施術前の写真を撮影します。
- 3洗顔・麻酔(5〜20分)必要に応じて、麻酔クリームや冷却でチクチク感を和らげます。エラ・僧帽筋では省略することが多いです。
- 4注射(5〜15分)細い針で、数か所に分けて注入します。チクッとする痛みはごく短時間です。
- 5お帰り針跡や小さな膨らみは、通常30分〜1時間以内に落ち着きます。すぐにお食事や観光が可能です。
施術後の経過(日ごと)
- 当日針跡と、蚊に刺されたような小さな膨らみが出ます。4時間は横にならず、施術部位をこすらないでください。
- 1〜3日しわの部位は、2〜3日目から動きが少なくなる感覚が出てきます。内出血が出た場合は、この時期に最も目立ちます。
- 1週間しわへの効果がほぼ現れます。エラは、噛むときに少し力が入りにくい感じがすることがあります。
- 2週間しわのボトックスの効果が最もはっきりする時期です。左右差や足りない部分を確認するのに適したタイミングです。
- 4〜8週間エラ・僧帽筋は、筋肉のボリュームが減るにつれて、ラインの変化が見え始めます。
- 3〜6か月部位によって、効果が少しずつ薄れていきます。次の施術時期を決める目安になります。
旅行日程の立て方
ボトックスは、短い滞在でも受けられる代表的な施術です。ただし、効果の確認が2週間後になる点を考慮して計画しましょう。
- 日帰り〜1泊:ボトックスのみの場合は十分です。到着翌日の午前中の施術をおすすめします。
- できれば、フライトの前に1日ほど余裕を持つと安心です。飛行機への搭乗自体は、制限がない場合がほとんどです。
- ヒアルロン酸フィラーやレーザーをあわせて受ける場合は、腫れや内出血の期間を考慮して日程を長めにとります。
- 帰国後2週目に、正面・眉をひそめた表情・笑った表情の写真をお送りいただければ、担当クリニックが確認し、リタッチが必要かどうかをご案内します。
施術後の注意点
- 施術後4時間は、横になったりうつぶせになったりしないでください。
- 当日は、施術部位を押したりこすったりしないでください。マッサージ・経絡・かっさは2週間ほど避けてください。
- サウナ・チムジルバン・熱いお風呂は約1週間避けてください。韓国旅行中にチムジルバンの予定がある場合は、施術前に移してください。
- 飲酒は最低1〜2日、激しい運動は当日は避けてください。内出血や腫れを抑えるのに役立ちます。
- エラのボトックス後は、数日間、硬い食べ物やガムを控えてください。
- 洗顔と軽いメイクは、通常は当日の夜から可能です。
副作用と連絡の目安
ほとんどの反応は軽く、数日以内におさまります。
- よくあるもの:注射跡の赤み・小さな膨らみ(数時間)、内出血(1〜2週間)、軽い頭痛
- ときどきあるもの:左右非対称、眉尻が上がる形、エラのボトックス後に噛むときの力が入りにくい感じ
- まれなもの:まぶたや眉が下がる、笑ったときの違和感。ほとんどが一時的で、数週間〜数か月で回復します。
カウンセリングで聞きたい質問 ・ クリニックの選び方
カウンセリングで聞いておきたい質問
- どの製品を使い、部位ごとに何ユニット使いますか?
- 開封とラベルの確認はできますか?
- 施術は医師が直接行いますか?
- 効果が現れる時期と持続期間はどのくらいですか?
- 2週間後の写真で確認してもらえますか?リタッチの基準はどうなっていますか?
- 私の日程(サウナ・フライト・ほかの施術)に合わせて注意すべき点はありますか?
クリニックを選ぶ際は、医師が直接カウンセリングと施術を行うか、製品と用量を透明に教えてくれるか、外国語での対応と施術後の連絡体制があるかを確認しましょう。KBEAUは、江南・狎鴎亭のパートナークリニックでのカウンセリングと通訳、施術後の写真確認までサポートします。
この施術を受けられる提携クリニック
よくある質問
ボトックスの効果はいつから現れますか?
効果はどのくらい続きますか?
韓国には何日滞在する必要がありますか?
施術後すぐに飛行機に乗っても大丈夫ですか?
韓国製と輸入製剤、どちらを選べばよいですか?
正規品かどうか、どう確認できますか?
頻繁に受けると耐性がつきますか?
施術後、サウナやお酒はいつからOKですか?
仕上がりが左右で違う場合はどうなりますか?
ヒアルロン酸フィラーと一緒に受けても大丈夫ですか?
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このページは一般的な情報の提供を目的としており、医学的な診断や処方に代わるものではありません。施術の効果や持続期間には個人差があり、施術の可否や方法は、必ず医師の診察のうえで決定されます。