韓国の婦人科検診・女性ドックガイド ― 海外からお越しの方のために
最終更新 2026-10-28
⏱施術時間
女性の検査のみで2〜4時間、一般の健診と合わせると4〜6時間
✋痛み
ほとんど痛みなし ― マンモグラフィでは数秒間の圧迫、子宮頸部の検査では軽い不快感
🩹ダウンタイム
なし(睡眠下の内視鏡を併せて受ける場合は当日お休みください)
🏨おすすめ滞在
1〜2日(追加検査の可能性を考えると2〜3日)
✨効果が出る時期
エコーの所見は当日ご説明、正式な結果報告書は通常1〜2週間
📅持続
通常1〜2年ごとの定期検診、異常があれば医師が勧める間隔で
🔁おすすめ回数
1回(半日〜1日)
目次
こんな方に向いています / 事前にお知らせください
女性ドックは、乳房・甲状腺・子宮・卵巣・骨の健康など、女性に多いトラブルを一度に確認する検診です。韓国では1日のうちに複数の検査を続けて受けられ、結果の説明も早いため、旅行と合わせて受けに来られる方が多くいらっしゃいます。
- 自国では乳腺エコーや婦人科エコーのために何度も予約を取らなければならない方
- マンモグラフィで「高濃度乳房」と言われた方、しこりや痛みが気になる方
- 生理不順・生理痛・貧血がある方、妊娠を計画する前に体の状態を確認したい方
- 40代以降で閉経を控え、骨密度やホルモンの変化が気になる方
- 母親や姉妹に乳がん・卵巣がん・甲状腺の病気の既往がある方
ご予約の前に必ずお知らせください。妊娠中または妊娠の可能性がある場合、授乳中の場合、性交経験がない場合(検査方法が変わります)、乳房インプラントがある場合、最終月経の開始日と周期、すでにしこり・出血・痛みなどの症状がある場合です。症状がある場合は、検診よりも該当する診療科の受診が先になることがあります。
女性ドックの主な検査一覧
施設によって構成は異なりますが、女性ドックは一般に基本の健康診断に以下の検査を追加して受けます。
| 検査 | わかること | 方法と感じ方 |
|---|---|---|
| マンモグラフィ(乳房X線検査) | 微細石灰化、腫瘤 | 乳房を2枚の板で挟んでX線撮影、数秒間の圧迫による痛み |
| 乳腺エコー | しこり(結節)・嚢胞、高濃度乳房の中の病変 | ジェルを塗って横になって検査、痛みなし |
| 甲状腺エコー | 甲状腺結節、大きさ・形 | 首にジェルを塗って5〜10分、痛みなし |
| 子宮頸部細胞診・HPV検査 | 子宮頸部の細胞の変化、高リスク型HPV感染 | 腟鏡を入れてブラシで細胞を採取、1〜2分間の不快感 |
| 骨盤(婦人科)エコー | 子宮筋腫、卵巣嚢腫、子宮内膜の厚さ | 経腟エコー、または腹部・肛門からのエコー、5〜10分 |
| 骨密度検査 | 骨量減少・骨粗しょう症 | 横になって低線量のX線撮影、痛みなし |
| 血液検査 | 貧血・鉄分、甲状腺機能、女性ホルモン、卵巣機能(AMH)など | 採血時のチクッとした痛み |
乳房の検査 ― なぜエコーも一緒に受けるのか
アジアの女性は、乳房内に乳腺組織が多い「高濃度乳房」が多く、特に40代以下で目立ちます。マンモグラフィでは、密度の高い組織としこりがどちらも白く写るため、小さなしこりが隠れてしまうことがあります。
- マンモグラフィ:エコーでは見えにくい微細石灰化を見つけるのが得意です。40歳以上の方には基本の検査として勧められます。
- 乳腺エコー:高濃度乳房の中のしこりを見分けやすく、放射線も使わないため、30代の方や高濃度乳房の方にはマンモグラフィと併せて勧めることが多い検査です。
- 結果報告書の「BI-RADS」:乳房画像の判定カテゴリーです。カテゴリーに応じて、異常なし、6か月後の経過観察、組織検査の勧めなどをご案内します。
- インプラント・授乳:インプラントがある場合は撮影方法が変わるか、エコー中心の検査になります。授乳中はエコーを優先して検討します。
母親や姉妹が若くして乳がん・卵巣がんになったことがある場合は、乳房MRIや遺伝カウンセリングが必要かどうか、カウンセリングの際にご相談ください。
子宮頸部細胞診・HPV検査、骨盤エコー
子宮頸部細胞診は子宮の入り口の細胞の変化を、HPV検査は子宮頸がんの主な原因である高リスク型ウイルスに感染しているかどうかを調べます。2つを一緒に受けると、より正確な判断に役立ちます。
- 検査の1〜2日前:性交、腟の洗浄、腟剤や腟用クリームの使用は避けてください。細胞が洗い流されたり、結果がわかりにくくなったりすることがあります。
- 骨盤エコー:子宮筋腫、卵巣嚢腫、子宮内膜の状態を見ます。経腟エコーがいちばん詳しく見えます。
- 性交経験がない場合:腟鏡の検査と経腟エコーの代わりに、腹部エコー(尿をためて膀胱を満たします)や肛門からのエコーに変更できますので、必ず事前にお知らせください。
- HPVワクチンを接種していても、すべての型を防げるわけではないため、定期的な検査をお勧めします。
甲状腺・骨密度・血液検査
- 甲状腺エコー:女性は甲状腺結節が多くみられます。ほとんどは良性で、大きさや形によって経過観察または穿刺吸引細胞診をお勧めします。小さくゆっくり育つ結節まで見つけられるため、症状のない方は、メリットと限界を聞いたうえで選びます。
- 骨密度検査:閉経後は骨が急速に弱くなることがあるため、閉経前後や65歳以上、痩せ型・ステロイドの長期服用・骨折歴のある方にお勧めします。
- 貧血・鉄分:経血量の多い女性は貧血が多いため、ヘモグロビンとフェリチン(貯蔵鉄)を一緒に調べることもあります。
- 甲状腺機能(TSHなど):疲れやすさ、体重の変化、生理不順と関係していることがあります。
- 女性ホルモン・AMH:生理不順、閉経の時期、妊娠の計画があるときの参考にします。一部のホルモンは月経周期の日によって数値が変わるため、カウンセリングの際に検査の時期を合わせます。
年代別のおすすめ構成
年齢・家族歴・過去の検査結果によって変わる、一般的な例です。
| 年代 | 基本としてお勧めする検査 | 状況に応じて追加 |
|---|---|---|
| 20〜30代 | 子宮頸部細胞診・HPV、貧血などの血液検査、骨盤エコー | 乳腺エコー(しこり・高濃度乳房・家族歴)、甲状腺エコー、AMH |
| 40代 | マンモグラフィ+乳腺エコー、子宮頸部検査・HPV、骨盤エコー | 甲状腺エコー、甲状腺機能・ホルモン検査 |
| 50代 | マンモグラフィ・乳腺エコー、子宮頸部検査、骨盤エコー、骨密度 | 甲状腺エコー、閉経後に出血がある場合は子宮内膜の確認 |
| 60代以上 | マンモグラフィ・乳腺エコー、骨密度 | 子宮頸部検査は過去の結果に応じて間隔を調整 |
女性ドックは、一般の健康診断や胃・大腸内視鏡と同じ日に受けられます。一緒に受ける場合は、絶食と腸管洗浄の準備が加わります。
月経周期と検査の時期
女性ドックは、日程をうまく選ぶことが結果の正確さに影響します。航空券を決める前に、まず生理予定日を確認してください。
| 検査 | おすすめの時期 | 避けたい時期 |
|---|---|---|
| マンモグラフィ・乳腺エコー | 生理が終わって約1週間後 | 生理の直前(乳房が張って痛み、圧迫の痛みが強くなり、読影も難しくなります) |
| 子宮頸部検査・HPV | 生理が終わって数日後 | 生理中、検査前1〜2日の性交・腟剤の使用 |
| 尿検査 | 生理が完全に終わった後 | 生理中(血尿と間違われることがあります) |
| 骨盤エコー | 生理中でないとき | 生理中(検査はできますが、つらく、解釈が限られることがあります) |
妊娠の可能性が少しでもある場合は、マンモグラフィ・骨密度・胸部X線など、放射線を使う検査の前に必ずお知らせください。必要に応じて先に妊娠検査を行い、エコー中心の日程に変更します。
女性スタッフを希望できる?
韓国の検診センターでは、マンモグラフィは女性の放射線技師が担当することが多いものの、エコーや婦人科の検査を行う医師の性別は、施設や日によって異なります。
- 女性医師の希望:施設によって可否が異なるため、予約の段階でマネージャーが事前に確認します。可能な日に合わせて日程を組むのが確実です。
- 立ち会いの希望:男性スタッフが検査する際に、女性看護師の立ち会いを希望できるかどうかもあわせて確認します。
- 通訳の同行:検査室内での通訳は施設の規定に従います。女性マネージャーの同行をご希望の場合は、事前にお申し付けください。
検診当日の流れと日程(1〜2日)
- 1受付(午前7〜8時台)パスポートで本人確認を行い、検査着に着替えます。マネージャーが通訳をサポートします。
- 2基本検査身体測定、血圧、採血、尿検査を先に行います。
- 3女性の検査マンモグラフィ・乳腺エコー、甲状腺エコー、子宮頸部検査、骨盤エコー、骨密度を順番に受けます。
- 4結果説明施設によって、エコーの所見などを当日に医師が説明します。
- 5お帰り女性ドックのみなら通常2〜4時間、内視鏡も一緒に受ける場合は半日ほどです。
- 1日目入国・宿泊先に到着。生理の予定と服用中の薬を、マネージャーと改めて確認します。
- 2日目午前に検診を受け、結果の説明。特に所見がなければ、午後から観光・ショッピングが可能です。
- 必要に応じて3日目追加検査(組織検査・穿刺吸引細胞診など)や、産婦人科・乳腺外科・内分泌内科の受診。
結果・追加検査・専門診療への連携
- 当日:エコーの所見など、一部の結果は説明を受けられることが多いです。
- 約1〜2週間:子宮頸部細胞診・HPV、ホルモンなどの血液検査結果を含む正式な結果報告書が、メールまたは郵送で届きます。英文の報告書に対応している施設が多くあります。
- 追加検査:乳房や甲状腺のしこりがはっきりしない場合は短期の経過観察や組織検査・穿刺吸引細胞診を、子宮頸部の結果に異常がある場合はコルポスコピー(拡大鏡検査)をお勧めすることがあります。
- 専門診療への連携:必要に応じて乳腺外科・産婦人科・内分泌内科の受診をご案内し、日程が合えば滞在中に受けられます。帰国後の場合は、マネージャーが結果をお客様の言語で要約してお伝えします。
結果報告書の原本と画像データ(CD)は必ず受け取っておいてください。次回の検診で以前の画像と比べると、変化をより正確に確認できます。
カウンセリングで必ず聞いておきたい質問
- 私の年齢・家族歴では、マンモグラフィと乳腺エコーの両方を受けたほうがよいですか?
- 私の生理予定日を基準にすると、いつ検診を受けるのがよいですか?
- 性交経験がないのですが、どのような方法で婦人科の検査をしますか?
- 女性医師や女性看護師の立ち会いを希望できますか?
- HPV検査は含まれていますか、それとも細胞診のみですか?
- しこりが見つかった場合、その場で組織検査はできますか?
- 結果報告書はいつ、どの言語で受け取れますか?また、以前の画像と比較してもらえますか?
検診施設の選び方
- 読影の専門性:乳腺・甲状腺エコーを、放射線科などその分野の専門医が自ら行い、読影しているかを確認します。
- 女性への配慮:女性専用の動線・更衣スペースがあるか、女性スタッフを希望できるかを見ます。
- 結果説明:当日の医師による説明と、英文の結果報告書があるかを確認します。
- その後の診療:組織検査や、乳腺外科・産婦人科の診療にすぐつながる体制があるかを見ます。
- 海外の方へのサポート:通訳の同行、生理の日程に合わせた予約調整、結果の要約など、言語面のサポートがあるかを確認します。
この施術を受けられる提携クリニック
よくある質問
マンモグラフィはとても痛いですか?
乳房を2枚の板で挟んで撮影するため、数秒間の圧迫による痛みがあります。生理の直前は乳房が敏感でより痛むことがあるため、生理が終わって1週間ほど後に受けると楽です。
乳腺エコーだけでもよいですか?
30代以下の方や高濃度乳房の方にはエコーが役立ちますが、微細石灰化はマンモグラフィのほうがよく見えます。40歳以上の方には通常マンモグラフィとエコーの併用をお勧めしており、年齢や過去の結果に応じて医師と決めます。
生理中でも検診は受けられますか?
血液検査やエコーは受けられることが多いですが、子宮頸部検査と尿検査は結果が不正確になることがあります。生理予定日をお知らせいただければ、避けて日程を組みます。
性交経験がなくても婦人科の検査は受けられますか?
受けられます。腟鏡の検査と経腟エコーの代わりに、腹部エコーや肛門からのエコーに変更して行いますので、事前にお知らせください。
女性医師に診てもらえますか?
施設や日によって異なります。予約の段階でマネージャーが可否を確認し、可能な日に合わせて日程を組みます。
妊娠の可能性がある場合はどうなりますか?
マンモグラフィ・骨密度・X線など、放射線を使う検査は延期または省き、エコー中心で進めます。必要に応じて先に妊娠検査を行います。
検診は何日で済みますか?
女性ドックだけなら半日で終わるため、1泊2日も可能です。内視鏡も一緒に受ける場合や、追加検査の可能性を考える場合は、2〜3日をお勧めします。
結果はいつもらえますか?
エコーの所見は当日に説明を受けられることが多く、子宮頸部細胞診・HPVと血液検査の結果を含む正式な報告書は、通常1〜2週間以内に届きます。帰国後の場合は、マネージャーがお届けします。
甲状腺にしこりがあると言われたら危険ですか?
甲状腺結節はよくあるもので、ほとんどは良性です。大きさや形によって経過観察または穿刺吸引細胞診をお勧めし、結果に応じて内分泌内科の受診をご案内します。
乳房インプラントがあっても検査できますか?
可能です。インプラントがある場合は撮影方法が変わるか、エコー中心の検査になりますので、ご予約の際に必ずお知らせください。
あわせて読みたい
施術ガイド韓国の人間ドック 完全ガイド ― 海外からお越しの方のための検査・準備・結果・日程施術ガイド韓国のがん検診 ― 海外からお越しの方のためのガイド施術ガイド韓国の胃カメラ・大腸カメラ 完全ガイド ― 海外からお越しの方のために施術ガイド韓国の心臓・脳ドック 完全ガイド ― 海外からお越しの方のための検査・準備・日程NEWS韓国医療美容ツアーの全体フロー:カウンセリング予約から帰国後ケアまでNEWS江南の皮膚科・美容外科の選び方5つ:失敗しないチェックリスト
私に必要な女性ドックは?無料相談はこちら無料カウンセリング →このページは一般的な情報の提供を目的としており、医学的な診断や処方に代わるものではありません。検査項目や時期、結果の解釈は、個人の年齢・健康状態・家族歴によって異なり、追加検査や治療の要否は、必ず担当医の判断によって決まります。