フラクセル(フラクショナルレーザー)完全ガイド ― ノンアブレイティブ vs アブレイティブ(CO2)
最終更新 2026-10-28
目次
こんな方に向いています / 先に確認したいこと
フラクセルは、レーザーで肌にごく細い柱状の微細な傷を密に作り、肌が自ら回復する過程で新しいコラーゲンと新しい肌を生み出すよう促す施術です。顔全体ではなく一部(ドット状)だけを一度に治療するため、回復が早めです。
- 頬やこめかみのボックスカー型・浅いローリング型のニキビ跡にお悩みの方
- 毛穴が目立ち、肌のキメがデコボコしてメイクが浮いてしまう方
- 目元や頬の小ジワ、肌が薄くカサついた感じが気になる方
- くすみに加えて、一部にシミや日焼けダメージが混ざっている方
- 何回かに分けて受ける予定がある方、初回に長期プランを立てたい方
フラクセルとは? ― 「フラクショナルレーザー」の仕組み
「フラクセル」はもともと特定の機器の名前ですが、韓国では、レーザーを細かいドット状に照射する「フラクショナルレーザー」全般を指す言葉として広く使われています。そのため、同じ「フラクセル」でも、クリニックによって機器や方法が異なることがあります。
レーザーが通った小さな柱の間には、傷ついていない肌が残っています。この健康な肌が傷を素早く埋めることで再生が起こり、その積み重ねで回数ごとに傷跡が浅くなり、肌のキメがなめらかになります。
- 大きく「ノンアブレイティブ型」(肌表面は削らず、内部にだけ熱を伝える)と「アブレイティブ型」(CO2など、肌表面までごく小さく蒸散させる)に分かれます。
- 機器の名前よりも大切なのは、自分のお悩みと肌質に合った方式・強さを選ぶことです。
ノンアブレイティブ型 vs アブレイティブ型(CO2)を比較
2つの方式は、効果の深さと回復期間が異なります。滞在日数の短い海外のお客様には、この違いがいちばん重要です。
| 区分 | ノンアブレイティブ型フラクセル | アブレイティブ型フラクセル(CO2など) |
|---|---|---|
| 方式 | 表面は残したまま、肌の内部に熱の柱を作る | 肌表面からごく小さな穴を蒸散させる |
| 向いているお悩み | 毛穴・キメ・小ジワ・浅い傷跡 | ボックスカー型などはっきりした傷跡・深いキメの乱れ |
| 1回の効果の感じ方 | やさしく緩やか | 1回の変化が比較的大きい |
| ダウンタイム | 赤み・腫れ2〜3日、皮むけ程度 | 細かいかさぶた5〜7日、ピンク色2〜4週間 |
| 必要な回数 | 4〜6週間隔で3〜5回以上 | 4〜6週間以上の間隔で2〜4回程度が多い |
| 色素沈着のリスク | 比較的低い | 比較的高いため、強さの調整とケアが重要 |
ポテンツァ・ピコフラクセルとの違いは?
| 施術 | 方式 | 向いているお悩み | ダウンタイム |
|---|---|---|---|
| ノンアブレイティブ フラクセル | レーザーの熱の柱(表面は温存) | 毛穴・キメ・小ジワ | 赤み2〜3日 |
| CO2フラクセル | レーザーによる微細な穴(表面を含む) | はっきりしたニキビ跡・深いキメの乱れ | 細かいかさぶた5〜7日 |
| ポテンツァ | 極細針 + 高周波の熱 | 毛穴・傷跡、色素沈着が心配な肌 | 赤み・点状の跡1〜3日 |
| ピコフラクセル | ピコレーザーの短い衝撃波をドット状に照射 | 浅い傷跡・毛穴・キメ、シミが混ざっている場合 | 赤み1〜3日 |
傷跡が深く時間に余裕があればCO2フラクセル、色素沈着が心配な方や日程が短い方はポテンツァ・ピコフラクセル・ノンアブレイティブ フラクセルがまず検討されることが多いです。実際には、サブシジョン、スキンブースター、トーニングなどを組み合わせる「複合施術」もよく行われます。
アジア人の肌と色素沈着(PIH) ― いちばん気をつけたいポイント
アジア人の肌は、レーザーの刺激のあとに茶色い跡(炎症後色素沈着、PIH)ができやすい傾向があります。特にアブレイティブ型のレーザーでは、海外の研究でもアジア人の肌に一時的な色素沈着が少なくないと報告されています。ほとんどは数週間〜数か月かけて薄くなりますが、事前に予防することのほうがずっと大切です。
- 肌のトーンや過去の色素沈着の経験に応じて、強さと密度を低めから始めるか確認しましょう。
- 施術の前後2週間以上は、強い日差しや日焼けを避けてください。
- 医師によっては、施術の前後に美白成分のクリームを使うよう案内することもあります。
- 回復期間中は、かさぶたを剥がしたりこすったりしないでください。
- 茶色い跡ができたら早めにお知らせください。トーニングや塗り薬でケアできます。
施術当日の流れ
- 1受付・カウンセリング(約20分)肌診断と写真撮影で傷跡・毛穴の状態を確認し、方式と強さを決めます。マネージャーが通訳します。
- 2洗顔・麻酔クリーム(30〜60分)アブレイティブ型は、麻酔クリームをしっかり塗ってから行います。
- 3レーザー施術(15〜40分)部位ごとに強さを変えて施術します。熱感とチクチク感があります。
- 4鎮静ケア(約15〜20分)クーリングと鎮静パックで熱感を落ち着かせ、再生クリームを塗ります。
- 5お帰りノンアブレイティブ型は軽めの予定なら大丈夫ですが、アブレイティブ型は宿泊先での休息をおすすめします。
何回、どのくらいの間隔で受ければいい?
- 毛穴・キメ・小ジワ:通常、4〜6週間隔で3〜5回を1クールとして計画します。
- ニキビ跡:4〜6週間隔で3〜5回以上。傷跡が深い場合は、サブシジョンやTCAクロスなどと併せて行います。
- アブレイティブ型(CO2):1回の変化が大きい分、回復期間が長いため、間隔をより長めにとることが多いです。
- 新しいコラーゲンは数か月かけて作られるため、変化は1〜3か月かけて少しずつはっきりしてきます。
海外からお越しの方の一般的なプラン
- 初回来院:診断 + 1回施術 + 全体の治療プランのご相談
- 帰国後:紫外線対策・保湿を行い、経過写真をマネージャーに共有
- 次回来院(1〜2か月後の旅行時):肌の反応を見て、強さ・方式を調整しながら続けて施術
ダウンタイム ― 日ごとの経過
ノンアブレイティブ型フラクセル
- 当日日焼けしたように赤くほてり、軽く腫れます。
- 1〜3日目赤み・腫れが引いていきます。肌がざらざらした感じになることがあります。
- 3〜7日目薄い皮むけが起こり、やがて落ち着きます。ほとんどの場合、メイクでカバーできます。
アブレイティブ型フラクセル(CO2)
- 当日顔全体が赤く熱を持ち、細かい点状の跡が見えます。少し浸出液が出ることがあります。
- 1〜4日目砂粒のような細かいかさぶたができ、赤みと腫れがもっとも目立つ時期です。
- 5〜7日目かさぶたが自然に剥がれ始めます。無理に剥がさないでください。
- 2〜4週間ピンク色が残ることがあります。この時期に紫外線を浴びると茶色い跡ができやすくなります。
- 1〜3か月コラーゲンが増えて、傷跡・キメが少しずつ改善します。
旅行日程の例
3泊4日(ノンアブレイティブ型)
- 1日目到着 → カウンセリング・診断 → ノンアブレイティブ フラクセル
- 2日目赤みがあるので室内中心の予定に。帽子と日焼け止めは必須
- 3日目メイクをすれば軽い観光も可能
- 4日目出国前にクリニックで経過確認 → 帰国
6泊7日以上(アブレイティブ型 CO2)
- 1日目カウンセリング・診断 → CO2フラクセル
- 2〜4日目かさぶたの期間。宿泊先での休息と室内中心の予定に。サウナ・飲酒は禁止
- 5〜6日目かさぶたが剥がれ始め、クリニックで経過確認
- 7日目帰国。帰国後もピンク色の期間は紫外線対策を徹底
通常の反応と、すぐに連絡すべき症状
通常みられる反応
- 数日間の赤み・熱感・腫れ
- 細かいかさぶたや皮むけ、つっぱり感・乾燥
- 2〜4週間残る薄いピンク色
すぐにマネージャーへ連絡すべき場合
- 赤み・腫れ・痛みが日ごとに強くなるとき
- 黄色い浸出液・膿が出たり、熱感が広がったりするとき
- 口のまわりに水ぶくれが集まってできたとき(ヘルペスの可能性)
- かさぶたが取れたところが、だんだん濃い茶色に変わってきたとき
施術前の準備と施術後のケア
施術前
- 2週間前から強い日差しや日焼けを避けてください。
- レチノール・ピーリング(角質ケア)製品は3〜5日前から休んでください。
- 服用中の薬(ニキビ薬・血液をサラサラにする薬など)はカウンセリングでお知らせください。
施術後
- 日焼け止めを毎日、2〜3時間ごとに塗り直し、帽子や日傘も使ってください。最低1〜2か月は必ず守ってください。
- クリニックでお渡しした再生クリーム・保湿剤をたっぷり塗ってください。
- 1週間はレチノール・スクラブ・ピーリング製品を使わないでください。
- かさぶたは自然に取れるまでそのままにしてください。
- 数日間は、サウナ・チムジルバン・水泳・飲酒・激しい運動を避けてください。
- 機内では保湿剤やミストをこまめに使い、窓際の日差しを遮ってください。
クリニックの選び方とカウンセリングで聞くこと
- 皮膚科専門医が傷跡・毛穴のタイプを直接診断し、方式を決めてくれるか
- ノンアブレイティブ型とアブレイティブ型のうち、なぜこの方式なのか、機器名も含めて説明してくれるか
- 肌のトーンと色素沈着のリスクを考慮して強さを調整してくれるか
- 外国語での対応と、帰国後の写真による経過確認ができるか
カウンセリングで聞きたい質問
- 私のお悩みには、ノンアブレイティブ型とアブレイティブ型のどちらが合いますか?
- 何回、どのくらいの間隔が必要で、今回の来院ではどこまでできますか?
- 私の日程で、帰国前にかさぶたは落ち着きますか?
- 色素沈着ができたら、どのようにケアしますか?
- ポテンツァやサブシジョンなどと併せて受けたほうがよいですか?
KBEAUは、江南・狎鴎亭にある皮膚科専門医のパートナークリニックをご紹介します。お顔の写真をお送りいただければ、合う方式と日程を事前にご案内し、施術当日は専属マネージャーが同行して通訳します。
この施術を受けられる提携クリニック
よくある質問
フラクセルは何回受ければいいですか?
ノンアブレイティブ型とCO2(アブレイティブ型)のどちらを受ければいいですか?
1回だけでも効果はありますか?
とても痛いですか?
メイクはいつからできますか?
施術後すぐに飛行機に乗ってもいいですか?
色素沈着ができたらどうなりますか?
ポテンツァとフラクセルはどちらがいいですか?
夏に受けても大丈夫ですか?
妊娠中や授乳中でも受けられますか?
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このページは一般的な情報を提供するもので、医学的な診断や処方に代わるものではありません。施術の効果や回復期間には個人差があり、施術を受けるかどうか、およびその方法は、必ず医師の診察後に決定されます。