韓国の豊胸手術 完全ガイド ― 海外からお越しの方のための手術・回復・日程
最終更新 2026-10-28
目次
向いている方 / 慎重に検討したい方
- 胸が小さく、服の似合い方や体のバランスが気になる方
- 出産・授乳・ダイエット後に胸のボリュームが減った方
- 左右の胸の大きさの差が目立つ方
- 以前の豊胸手術の結果に満足できない方(修正手術)
豊胸の方法を比較 ― バッグ vs 脂肪注入
豊胸は大きく2つの方法があります。シリコンバッグを入れる方法と、自分の体から脂肪を採取して胸に移す脂肪注入です。バッグは希望のサイズを一度に得やすく、脂肪注入は異物がなく触感が自然ですが、大きくできる量には限りがあります。
バッグの基本
- 中身:現在はほとんどがシリコンジェルバッグです。ジェルの硬さ(凝集力)によって、触感や形の保ちやすさが少し異なります。
- 形:ラウンド型としずく型(下側がふっくらした形)があり、体型や希望するデコルテのボリュームに合わせて選びます。
- 表面の質感:スムース、ごく細かいマイクロテクスチャー、ざらざらしたテクスチャードなどに分かれます。表面によって定着の仕方や関連するリスクが異なるため、どの表面を使うのか必ず説明を受けてください。
バッグ vs 脂肪注入の比較
| バッグ | 脂肪注入 | |
|---|---|---|
| 大きくなる程度 | 希望のサイズを比較的正確に | 通常1カップ前後、個人差が大きい |
| 触感 | ジェルや挿入位置によって異なる | 自分の組織なので自然 |
| 傷跡 | 脇・乳輪・乳房下のシワのうち1か所に小さな切開 | 脂肪を採る部位と注入部位にごく小さな穴 |
| 持続性 | バッグ自体は永久ではないため定期検診が必要 | 定着した脂肪は維持され、一部は吸収される |
| 注意点 | 被膜拘縮・破損などバッグに関連する問題 | 脂肪の吸収・石灰化・しこり、採れる脂肪が十分に必要 |
| 向いている場合 | はっきりとしたボリュームの変化を望むとき | ほどよいボリュームとボディラインの整えを一緒に望むとき |
2つの方法を組み合わせた複合豊胸もあります。バッグでボリュームを作り、縁の輪郭を脂肪で整える方法で、皮膚や組織が薄い方に検討されます。
切開位置と挿入位置
| 切開位置 | 特徴 | 考慮する点 |
|---|---|---|
| 脇 | 胸に傷跡が残らず、内視鏡を併用することが多い | 腕を上げたときに脇のシワに傷跡が見えることがある |
| 乳輪(乳首の周り) | 色の変わる境目なので傷跡が目立ちにくい | 乳輪が小さいと難しく、授乳・感覚について相談が必要 |
| 乳房下のシワ(アンダーバスト) | 視野が広く、正確な位置決めや修正手術に有利 | 胸の下のシワの中に傷跡、横になると見えることがある |
挿入位置には、大胸筋(胸の筋肉)の上、筋肉の下、またはその両方を組み合わせたデュアルプレーンがあります。筋肉の下はバッグの輪郭が透けにくく触感が自然な傾向ですが、初期の痛みが強めに出ることがあります。皮膚や脂肪が薄い細身の体型ほど、筋肉の下やデュアルプレーンがよく選ばれます。
手術前後の流れ
- 1到着1日目 ― 対面カウンセリング体型を測り、実際にバッグを当てながらサイズを合わせます。術前の乳房エコーでしこりや異常がないか確認し、血液検査・心電図などを行います。マネージャーが通訳し、カウンセリングした医師が執刀するかを確認します。
- 2手術当日 ― 8時間以上の絶食後に来院 → 全身麻酔(麻酔科専門医を確認)→ 手術1〜2時間 → 回復室で麻酔から覚めた状態を確認 → 宿泊先へ戻るか1日入院
- 31〜3日目 ― クリニックで消毒と経過確認。ドレーンを入れた場合は、この時期に抜きます。圧迫ブラやバンドを着用します。
- 47〜10日目 ― 抜糸とエコーなどでバッグの位置を確認。このころから軽い外出やショッピングが楽になります。
- 5帰国前 ― 最後の診察で搭乗の可否を確認し、圧迫ブラの着用期間とマッサージの有無、帰国後の連絡方法をご案内
回復の経過 ― 日ごとの目安
- 手術当日胸がぎゅっと締めつけられる感じと筋肉痛。腕を高く上げにくく、処方された痛み止めで抑えます。
- 2〜4日腫れとこわばりが最も強い時期。上半身を少し起こして寝て、圧迫ブラをつけ続けます。
- 7〜10日抜糸。痛みは大きく減り、日常の動作が楽になります。胸の上側がまだ高く硬く見えるのは正常です。
- 1か月バッグが下に落ち着き、自然な形になり始めます。軽い運動が可能です。
- 3〜6か月腫れがほぼ引き、触感がやわらかくなって最終的な形に近づきます。傷跡の色は6か月〜1年かけて薄くなります。
滞在期間と飛行機 ― 旅行日程の組み方
一般的に7〜10日の滞在をおすすめします。抜糸とバッグの位置確認を終えてから帰国するのが原則で、修正手術や複合豊胸は10〜14日が安心です。
- 飛行機:抜糸後に医師が確認すれば搭乗できます。長距離路線では着圧ソックスを履き、1〜2時間おきに歩いて、こまめに水を飲んでください。
- 重い荷物:2〜4週間は重いスーツケースを持ち上げない ― 荷物は空港送迎やカートを利用
- サウナ・チムジルバン・温泉・プール:最低4週間は避ける
- 飲酒・喫煙:最低2週間(できれば4週間)は避ける ― 傷の回復や腫れに影響します
- 観光は手術前にまとめて、手術後は宿泊先の近くを軽く散歩する程度に
術前の準備と術後のケア
術前
- 2週間前から禁煙・禁酒。アスピリン・オメガ3・ビタミンEなど血液をサラサラにする薬やサプリメントは、医師と相談のうえ中止
- 1年以内の乳房検査の結果があればお持ちください(なければ術前のエコーで確認します)
- 服用中の薬・アレルギー・過去の手術歴・出産や授乳の予定は、カウンセリングで正確にお伝えください
術後
- 圧迫ブラはクリニックの案内する期間(通常は数週間)着用し、ワイヤー入りブラは1〜3か月後から
- 2週間は仰向けで寝て、うつ伏せでは寝ない
- 腕を頭の上に大きく上げる動作や上半身の筋トレは4〜6週間後から
- マッサージはバッグの表面によって行う場合と行わない場合があるため、クリニックの指示に従う
- 熱が出たり、片方の胸だけ急に腫れて痛んだりしたら、すぐにクリニックへ連絡
バッグの正規品・保証書の確認 ― 必ず受け取ってください
バッグは体内に長く残る医療機器です。のちの検診・修正手術・保証サービスを受けるには、どの製品が入っているかの正確な記録が必要です。
- 術前:使用するバッグのメーカー・製品名・表面の種類・サイズ(容量)の説明を受け、記録としてもらう
- 国内で承認された製品か確認する
- 術後:バッグの固有番号(シリアル)が記載された正規品カード・保証書を受け取る ― 左右それぞれ
- 製品ラベルのシールが貼られた手術記録を依頼する
- 保証内容(どんな場合に交換が支援されるか)と登録方法を確認する
副作用と修正手術 ― 事前に知っておくこと
| 副作用 | どんなものか | 対処 |
|---|---|---|
| 被膜拘縮 | バッグの周りの膜が厚くなり、胸が硬くなって形が変わる | 程度に応じて経過観察または修正手術 |
| 破損 | バッグの外側が傷つく。シリコンジェルでは症状なく起こることが多い | エコー・MRIで確認し、必要に応じて入れ替え |
| 左右差・位置のずれ | 左右の高さや形の違い、バッグが横や下へ移動 | 一定期間の経過観察のあと、修正を判断 |
| 血腫・感染 | 術後早期の出血のたまりや炎症 | 早期にクリニックで確認することが大切 |
| 感覚の変化 | 乳首や胸の皮膚の感覚が鈍くなる、または敏感になる | ほとんどは数か月かけて回復 |
BIA-ALCLは、バッグの周りに生じるまれなリンパ腫(血液がんの一種)で、主にざらざらした表面(テクスチャード)のバッグとの関連が報告されています。非常にまれで、早期に見つかればバッグと被膜の摘出で治療できるとされています。手術から数年後に片方の胸が急に腫れたら、検診を受けてください。心配しすぎるより、どの表面のバッグを使うのかを知り、定期検診を受けることが大切です。
修正手術は、サイズの変更や、拘縮・破損の修正などで必要になることがあり、最初の手術より難しく、回復期間も長くなります。以前の手術記録とバッグの情報をお持ちいただくと、計画がずっと正確になります。
帰国後の定期検診
- 術後1か月・3か月・6か月:写真で経過を送り、クリニックと確認
- その後も、手術したクリニックが案内する間隔で、乳房エコーでバッグの状態を確認
- 米国FDAは、シリコンバッグについて手術の5〜6年後に最初の画像検査、その後は2〜3年ごとにエコーまたはMRIを推奨しています
- 一般の乳がん検診も引き続き受け、検査の前にバッグが入っていることを必ず伝える
カウンセリングで必ず聞きたい10の質問
海外からお越しの場合、カウンセリングの機会は1〜2回しかありません。次の質問をメモしてお持ちいただくと、満足度と安全性の両方を確認できます。マネージャーが質問を事前に整理し、通訳いたします。
- 私の体型には、バッグと脂肪注入のどちらが合っていますか? その理由は?
- どのメーカー・表面・形・サイズのバッグをおすすめしますか?
- 切開位置と挿入位置(筋肉の上・下・デュアルプレーン)はどうなりますか?
- 執刀するのは、カウンセリングしてくださった院長で間違いありませんか?
- 全身麻酔のとき、麻酔科専門医が立ち会いますか?
- 術前の乳房エコーはどこで、いつ行いますか?
- 抜糸と帰国の飛行機は、何日目から可能ですか?
- 圧迫ブラの着用期間とマッサージの有無は?
- 正規品カード・保証書と手術記録をもらえますか?
- 拘縮・破損などで修正手術が必要なとき、基準とサポートはどうなりますか?
クリニックの選び方
- 形成外科専門医が直接カウンセリングと執刀を行い、カウンセリングした医師が手術するか
- 全身麻酔のとき麻酔科専門医が立ち会い、救急対応の設備が整っているか
- 術前の乳房エコーなどの検査を体系的に行っているか
- バッグの情報・シリアルカード・保証書を透明に提供しているか
- 手術室にCCTVがあり、希望すれば録画を依頼できるか
- 外国語での対応と、帰国後の写真での経過確認ができるか
KBEAUは、江南(カンナム)・狎鷗亭(アックジョン)の形成外科専門医が在籍するパートナークリニックをご紹介します。ご希望の形と体型の情報をお送りいただければ、可能な方法と必要な滞在日数を事前にご案内し、カウンセリング・手術・抜糸まで専任マネージャーが同行します。クリニックに近い回復用の宿泊先や、空港送迎車の手配もお手伝いします。
この施術を受けられる提携クリニック
よくある質問
豊胸手術のあと、韓国に何日いる必要がありますか?
手術後、いつ飛行機に乗れますか?
とても痛いですか?
傷跡はどこに残りますか?
バッグは一生使えますか?
手術後に母乳育児はできますか?
脂肪注入の豊胸はどのくらい大きくなりますか?
BIA-ALCLが心配です。
正規品のバッグかどうか、どう確認しますか?
韓国語が話せなくても大丈夫ですか?
あわせて読みたい
このページは一般的な情報の提供を目的としており、医学的な診断や処方に代わるものではありません。手術の結果や回復期間には個人差があり、手術の可否や方法は、必ず形成外科専門医の診察のうえで決定されます。